私たちは幼少の頃から「自分に厳しく」しなさいと教え込まれてきました。
そして一般的に日本では「自分を厳しく律し」「苦労を重ね、努力を続けて」成功した人を称賛する風潮が濃厚に存在します。
私は別にこの「自分に厳しくあれ」という考え方を全否定するつもりはさらさらありません。
自分の意志でそのような生き方を貫くのは立派なことだと思います。
ただ、「自分に厳しく」という考え方が度を過ぎると色々と良くないことが起こるのではないかと言いたいのです。
「自分に厳しくなれ」と他者に押し付けるのは愚の骨頂です。
なんで、そんなしんどい生き方や考え方を他人に押し付けようとするのか・・私は理解できません。
この手の考え方は様々な弊害を生み出しています。
素直に受け入れたはいいが、自己否定や自信喪失につながっていき、自己肯定感が損なわれる。
あまりに自分自身を追い込みすぎて、「こんな自分は何をやってもダメ」的思考に陥りやすくなるのです。
こうなってしまったら・・当然に生きづらくなりますよね。
また、歪んだ根性論や精神主義が蔓延る原因にもなります。
私は・・今よりほんの少しだけでも「自分に甘く」なってみてはどうですか、と提案したいのです。
もっと自分を大切に取り扱い、もっと自分に優しくなってみるのです。
最終的な目標は「自分を愛すること」と「自分をゆるすこと」です。
この境地に至るための第一歩として「自分に甘くなる」のです。
自分自身を絶対的に信じられるようになると、「大抵のことはなんとかなる」マインドが身につきます。
こうなれば、しめたもの。
生きづらさなんて吹っ飛んでしまいます。
「何をそんな脳天気なこと言っているんだ!」
「世の中そんなことで渡っていけるか!」
といったことを言う人もおられるでしょうが、私は一向に気にしません。
それらの声は今の世の中の「常識」ですから、あれこれ争うのは無意味です。
自分に厳しくすべきだと信じている方は、その生き方を貫けばいいのです。
ただ、他人にあなたの考え方や常識を押し付けるなよ、と言いたいだけです。
自分を大切にし、自分に優しくなり、自分を信じられるようになると、他者に対しても寛容になります。
自分の「器」が大きくなります。
そうなれば必然的に運が開けるようになります。
私はそう信じて(確信を持って)、「自分に甘く」を実践し続けています。
この先、どのような私になっているか・・とても楽しみにしています。
ここまで書き綴ったことが皆さんの豊かで幸せな人生を送るための参考になれば、私のこの上ない喜びとなります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます。