「ありのまま」という言葉をよく見聞きします。
自己啓発系、スピリチュアル系、心理学系以外でも最近はよく用いられています。
ある種の隠れたトレンドなのかもしれませんね。
この「ありのままの自分」というもの、結構厄介な代物・・・
と私は感じています。
確かにありのままに生きられたら、こんなに良いことはない、と分かってはいるのですが・・・実行することが難しい。
私と似たような思いを抱いている人は多いのではないでしょうか。
それに、「ありのままの自分」ってどんなんなの・・って思ってしまいます。
人生とは、この「ありのままの自分」を見つける旅なのかもしれません。
そのための明確な方法はありません。
当然に学校でも習いません。
しかも、正しい答えもありません。
ひとりひとり違った答えが存在します。
しかも、「ありのままの自分」を見つけなければならない、と肩に力を入れて懸命になればなるほど答えからは遠ざかったりします。
「こうあるべき」や「○○でなければならない」といった固定観念に縛られたり、義務感を伴ったりすれば、余計に見つけることは困難になります。
私は幸運にもどのような状態が「ありのまま」なのか見つかりつつあります。
それは・・・
日々を面白く、楽しく過ごせること。
「立派な人」になるのではなく「幸せな人」になるような生き方をすること。
これはあくまで私の「ありのまま」なので、万人に適用されるものではありません。
私がこのような心境に至ったのはやはり大病の経験がきっかけですね。
ずっと固定観念や思い込みに縛られていたことから目を背けていて、本当の自分と言うものを社会の常識的な価値観に無理やり合わせていたのです。
それが、生命の危機に晒されてようやく「気づき」を得ることができたわけです。
ありのままの自分を見つける方法は人それぞれです。
もしかすると、見つからないままに生涯を閉じる場合もあるでしょう。
でも、焦りは禁物です。
見つけることができればラッキー・・という程度の軽い気持ちで臨んでもいいと思います。
ありのままの自分なんて・・・そんなもの実はこの世には存在しないのかもしれませんよ。
・・・というのは可能性の問題でして、私は「ある」との確信を持っています。
こう思った方が、私が幸せに感じるからです。
ありのままの自分なんて、そんなものない、と考えた方がよりよく生きられると思う方はそれはそれでO.Kなのです。
あくまで「自分に都合のよい」考え方で、軽やかに生きることができれば、善き人生になる・・・
私はそう思っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます。