私は前に症状が良くならないときには代替的療法も試してみるのも一つの手だと書きました。
現代医学以外の癒しの方法に目を向けて、選択肢を増やすことによって善き結果が得られることは多々あります。
しかしながら・・・
何事も、行き過ぎ、やりすぎとなってしまってはロクなことにはなりません。
代替療法についても当てはまります。
確かに現代医学には問題点が多いのは事実です。
病を根治するのではなく、症状を消すことや抑えることに主眼を置いています。
生活習慣病をはじめとする慢性疾患に罹ると薬物漬け・検査漬けになるおそれがあります。
だからといって、現代医学を否定するのは考え物です。
現代医学には優れているところが数多くあります。
夥しい数の人たちはその恩恵を受けているのも事実なのです。
要は・・・
何事にも「向き不向き」や「得意不得意」があることに思いを巡らせて、賢く「使い分け」すればいいだけの話です。
ざっくりとした分け方にはなりますが・・・
原因がはっきりとしていて、それを取り除けば治るといった類の病気には現代医学は無類の強さを発揮します。
病原菌による病気やケガなどです。
救命や延命にも長けています。
一方で、代替療法は慢性疾患等に有効です。
忘れてはならないことは、代替療法にも問題点が多くあることです。
効果が疑わしい「偽物」が多いのも事実です。
また、公的な資格が存在しないものが多く、治療者のレベルが担保できないといった点も見逃せません。
治療者によって腕前に相当のバラツキがあることも問題ですね。
代替医療を試してみたいと思ったときに心がけておいた方が良い点は・・・
①治療費が適切かどうかということ
保険が適用されませんからある程度普通の医療機関にかかったときより高額になります。
でも、あまりにも高額なときはかなり慎重になって判断した方が良いと思います。
また、高額なサプリメント等の購入をしつこく勧めてくるときも同様です。
②他の療法を(特に現代医学)否定する治療者には警戒してください。
③もし自分に効果があったときでも、その治療者や療法にのめりこまないこと。
また、他者に無理に勧めないことです。
特定の人や療法の「信者」にならないように強く意識した方が良いです。
このことは何も医療に限った話ではありませんね。
「信者」になってしまったら「思考停止」に陥ります。
日常生活に様々な支障をきたすことにもなりかねません。
前にも述べたことですが・・・
どのような療法を用いたとしても、「自分の力」と「自然治癒力」で癒すという気構えを持つことが大切です。
「誰かに、治してもらう」という他者依存的な考え方を持ったままでは、治るものも治らなくなります。
ここまで書き連ねてきたことが、皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます。