私たちは子供の頃から「人の話はよく聞きなさい」と嫌になるほど言われてきました。
そして、「聞き分けの良い子ども」ほど親や教師からよく可愛がられました。
つまり・・素直に大人の言うことを聞ける子どもが高く評価されていたわけです。
今はどうなっているのでしょうか?・・・
あまり変わってはいないような気がしますが・・・
大人になり、働くようになり、自分で稼ぐようになっても大勢は変わりません。
やはり、「普通の」上司や同僚にとっては「人の話をよく聞く」人が良い、となりがちです。
扱いやすく、付き合いやすいですからね。
確かに、「人の話をよく聞き」「素直に従う」人の方が世渡りがしやすいのは事実です。
人間関係もスムーズに築けます。
一見そのように見えます。
・・・では、なにゆえに、息苦しさや生きづらさを感じている人たちが多くいるのでしょうか?
色々な原因が考えられます。
その中でも、私はこのエントリーのテーマに据えたこと・・
つまり「人の言いなり」になってしまっているから、という仮説を立てています。
真偽のほどは分かりません。
あくまで・・私の主観・肌感覚に基づいたものです。
ただ、誤解をしないでください。
私は一切合切他者の声を無視しろ、自分の考えのみに頼っていけ、と言いたいわけではありません。
そんな人はもっと問題ですし、この世でうまくやってはいけませんよね。
まあ、「ものには限度がある」「極端なことをしてもうまくいかない」ということです。
「あなたのためを思って、言うけれど」という枕詞をつけて人にあれこれいう人がいます。
皆さんの周りにもこんな人はいませんか?
こんな言い草をする人には要警戒です。
その人はあなたのことを本当に思ってなんかはいませんよ。
大半は「自分の考えを押し付けたい」「あなたをコントロールしたい」という下心がその奥にあります。
それが一見「善意」によるものであってもです。
しかしながら・・・
そのように「あなたのためを思って」といいがちな人を否定したり、関係を断つのは得策ではありません。
決して言いなりにならずに、適当に繕っておくといいでしょう。
人それぞれです。
その人にもその人なりの事情がありますから。
「人の言いなり」になってはならない、とは殆どの人は分かっています。
ただ・・実際問題、現実問題として分かっていながらそれを貫くことが困難な状況にある人が多い、と私はとらえています。
大体が他人の言うことは「常識」を超えたものではありません。
そのために抗いづらいことが多いのです。
そこで、自分自身の考え方・捉え方を少しだけズラしてみると案外うまくいくかもしれません。
ひとつは・・「常識」は「刷り込まれた思い込み」であることも多々あると認識しておくことです。
さらには、「自分がより幸せに、より楽しく」なるためには、その人の言ったことは聞くに値するかを「自分本位」に考えることです。
「自分にとって都合の良いこと」かどうかを判断基準にするのです。
世間では「正しいこと」とされていることでも、同調圧力に惑わされないことです。
よく、このブログで言及する「自分軸」を持つことと自分なりの判断基準を持つことで大抵のことは乗り切れます。
それに、本当に自分自身で決めたことにはその結果がどうであれ覚悟ができていますから、当初の意図と形は変わっても善きように流れます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます。