「どうも、今の世の中に馴染めない」という感覚を持つことは、人によって程度の差はあれ誰でもありがちなことです。
この感覚、「生きづらさ」を感じるようになる大きな要因は人間関係に何らかの支障が生じることだと思います。
人間関係がうまくいかない理由は、色々とあるように見えますが、端的に言って「相手が嫌い・合わない」か「相手が自分のことを嫌っている、合わない」に尽きます。
当然に人それぞれには好き嫌いがあります。
他人との相性とか好き嫌いは激しく表れることが多いものです。
そして、関係が拗れる基になるのが・・・
「相手を自分に合うように変えようとする」
「相手が自分を変えようとする」
一連の行為です。
要するに「自分がコントロールしやすくなるために」相手を変えてしまおうとするのです。
意識的にそのような行動に及ぶこともあれば、無意識のうちにそういう行動を取ってしまうこともあります。
人は誰でも、他者に支配されたり操られたりすることを好みません。
昨今のこの世界の情勢を俯瞰してみると・・一概には言えないかも・・ですが。
私は絶対に他者にコントロールされることを潔しとはしません。
他人を自分の意に添うように変えてしまおうと思うこと、そのような行為に至ることは「究極の利己主義」だと私は思っています。
相手を変えよう、と考えることは心の奥深くで相手を認めていないか否定していることを意味しています。
でも・・・悲しいかな人間の性・・ついつい相手を変えようとしてしまいます。
決して自分は悪くない、相手が悪い、と決めつけて不毛な行為を続けてしまいます。
その人の人生を拗らせている大元の原因であるにもかかわらず。
「人は決して他人を変えることはできない」
「人は、自らの意思でのみ己を変えることができる」
・・これらは古今東西語り継がれている普遍の真理です。
普遍(あるいは不変)の真理に逆らっていてはどうにもこうにもなりません。
かつて共産主義国家が行っていた「洗脳」をするしかありません。
この「洗脳」にしても、きっかけがあればすぐに解けたという話が残っています。
戦後すぐのことですが、シベリアに抑留された人たちが共産主義に洗脳されて、帰国後「共産主義を広める活動」に一旦は手を染めたけれども大半の人たちはすぐに目が覚めたように手を引いた・・という歴史的事実があります。
やはり、「自分の力だけでは相手は変えられない」ということを常に意識して、自分の思考様式と行動様式の基にするしか手立てはないと思います。
同時に、「自分が変われば、相手も変わることがある」ということも心の片隅に置いておくとさらにうまくいくようになります。
意識をこのように置くだけで、かなり状況は変わります。
ここまで書き綴ったことが、皆さんの幸福実現のための参考になれば、私にとってこの上ない喜びとなります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます。