私がこのブログで繰り返し伝えていることのひとつに・・・
「自分の力で他人を変えることはできない」
「自らの力によってのみ、人は変わる」
といったこの世の「摂理」「法則」があります。
自分の力で人の思いや行動などを変えようと思ったり、あるいはそのための実際の行動に出ることは愚行としか言いようがありません。
あるいは「思い上がり」以外の何物でもありません。
ところがです。
厄介なことに他者を支配したい、コントロールしたいという「支配欲」は誰もが持っています。
その程度に差があるにすぎません。
しかも、この支配欲という代物は、とてつもない「魔力」を秘めています。
いったん暴走を始めると、当の本人にも抑えることができなくなります。
最悪の場合、その人の人生を大きく狂わせます。
「権力」とは、他者を自分の思うがままに支配・コントロールできるような現実的な力のことです。
支配欲を満たすには、この「権力」を手にすればいいのです。
世界を支配する権力、一国を支配する権力といった大きなものから、部署をコントロール下に置く、パートナーをコントロールするといった小さなものまで幅広く・数多く存在します。
私たちは何らかの形で「支配したり、支配されている」といえるかもしれません。
古今東西の絶大な力を持ち行使した権力者たちの末路はどうなったか・・・
様々な評伝・記録等を紐解いてみると・・・
強い表現となりますが、「悲惨」な最後を迎えたケースが多いように感じられます。
絶大な権力を持ちえた全盛期と晩年とのギャップが大きいということを差し引いても、幸福感に満たされた生涯といえる人たちがいかに少ないか・・・
歴史に名を残すような権力者はあくまで「レア・ケース」なのかもしれません。
しかしながら・・・
権勢を極めた者たちが転落していく様を後世に残すためにあるいは伝承するために、数多くの物語や評伝が作られてきた事実があります。
どの国でも、どの民族でも、洋の東西を問わず、時代を問わずに。
人間が、不完全な人間風情が、他者を変えようとするなんて天や神をも畏れぬ不遜な行為だと・・・
そのように先人たちは今に生きる私たちに強い意志をもって伝承してきた・・・
と、私は思えてなりません。
と、なれば・・・
「決して他人を変えようとはしない」
「自分が秘めている支配欲をうまくコントロールする」
といった気構えを持つことができると、自分に幸福を引き寄せることができると考えられませんか?
実際にあなたの周りにいる人たちはどうでしょう?
相手を変えようとしたがる人っていますよね?
その人は好かれていますか?
嫌われていませんか?
その逆のおこないをしている人はどうですか?
「他者を変えようとしない」というおこないは、すぐにでも誰にでも実践ができます。
そして、その効果ははかり知れないものがあります。
もちろん、「善きように」変わるものです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます。