私たちには苦手なことやできないことが山ほどあります。
「何を当たり前のことを言ってんの?」と言われそうです。
そう、本当に当たり前のことです。
子どもでも分かることです。
しかしながら、殆どの人は身に覚えがあるはずです。
苦手なことやできないことを無理やり「できるようになるまで」やらされ続けたことを。
特に学校教育ではそれが顕著になります。
勉強が得意ではない、お絵かきが得意ではない、運動が苦手、などなど人によって苦手なことが絶対にあります。
教師は子どもそれぞれのできないことばかりに着目し、それを無理にでもできるようにしようとします。
これって「教育に名を借りた虐待」って思いませんか?
会社に入って勤め人になっても似たようなもんです。
私がサラリーマンをしていた頃は昭和的価値観が色濃く残っていて、「自分が苦手な仕事をやり遂げてこそ一人前」「不得意な仕事があっては出世できない」といった感じでした。
さすがに今は少しずつ変わってきているようですが、レトロおじさんは昨今の若者の仕事観・価値観についていけないようです。
私は斎藤一人さんのファンなのですが、一人さんは「できないことがあったとしても、それで本当に困ることはない」と喝破されていました。
この言葉に触れて、私は本当に「目から鱗が落ちる」衝撃を受けました。
私の人生を振り返ってみて、まさしくその通りとしか言いようがありませんでした。
例えば・・・
私は全くと言っていいほど英会話ができません。
学生時代は英語は高偏差値だった科目にも関わらずです。
でも、これまでの人生で全く困ったことは起きていません。
他には私はペーパードライバーですが、運転ができなくて本当に困ったことも起きていません。
これらはあくまで私の体験した一例です。
みなさんも幾つも心当たりがあると思います。
確かにできないことや苦手なことをできるようになる努力をすることは大切です。
しかしそれは、できなくては生命に関わるとか著しく生活に支障が出る、といった場合に限ります。
重要なポイントは・・・
「できないことによって、その人の自信を奪うこと」なのです。
あるいは自分で自分を卑下してしまい、自己肯定感が損なわれることなのです。
ほとんどのことはできてもできなくても生活に支障なんか出ません。
○○ができない私はダメ人間だ・・・というメンタリティに陥ってしまうことが大問題なのです。
「○○ができないけど、それが何か?」
といった強気の姿勢を保って、堂々と生きていけばいいのです。
私にはできることが山ほどある、と。
そして、さらなる幸せを呼び寄せるカギは・・・
相手のできないことに目を向けるのではなく、できること目を向けるようにすることです。
自分にしたことを相手にも同じことをするのです。
さらに相手を「ほめる」ことができればより一層幸せを呼び寄せます。
今は相手のできないことを重箱の隅をつつくように見つけ出して、けなす、貶めることばかりが目立ちます。
そのような行為に共感したり同意したりする人たちも多くいます。
インフルエンサーと呼ばれる人たちの多くはこの類の輩です。
ならば、逆張りで相手のいいところやできるところを褒めるにすれば有効な生存戦略になりうると思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます。