様々なメディアでちょくちょく「余命宣告」という語を目にします。
「余命宣告○○月から奇跡の生還!」といった類の記事が多いですね。
おそらくはこういったタイトルをつけた記事はよく読まれるのでしょう。
・・・で、天邪鬼な私はふと思うわけです。
「余命宣告ってあてになるの?」
「余命宣告をすることって、意味があるの?」
といった感じでなんだかモヤモヤとした感じがするわけです。
そもそも・・医者風情に人の寿命が分かるわけないやん!と思うのです。
・・・言葉が悪くなってすみません・・お医者さんごめんなさい・・
お医者さんが一方的に悪いわけではありません。
患者の方が医師や医療に依存し、自分の寿命の判断すらもお医者さんに丸投げをする・・というこちらの態度の方が大問題だと私は思います。
実は私も「余命宣告」らしきものをされた経験があります。
大病をして退院後に通院していた某市民病院の医師から「あと10年以内に死ぬ確率が高い」と言われちゃいました。
この時、私は西洋医学に疑問を持ち色々な療養法を試し始めていた時でして、その一環としてその医師に薬を減らして欲しいと強く要望していたのです。
その際の医師の答えが・・・
「糖尿と高血圧、動脈硬化は食事なんかでは絶対に治りません!薬を一生飲み続けてください」と断言し、そして先ほどの余命宣告と続いたわけです。
この時は流石に腹が立ち、通院を辞めました。
・・・しかしながら、今となってはこの医師に感謝しています。
おかげさまで、私は心と体の癒しに対する考え方を根本から変えることができました。
糖尿や高血圧や動脈硬化、高脂血症と言ったすべての生活習慣病が完治しました。
さらに加えて、生きる勇気と希望が湧き、運勢も好転しました。
話題が少々ズレてきましたので、元に戻します。
余命宣告の何が問題なのかといえば・・
多くの宣告を受けた当人、家族に対して先行きに強い不安と恐怖を与えるからです。
人は弱い面を持っていますよね。
誰でも、「あなたの命はあと○○だけです」と言われたら、そりゃー落ち込みます。
下手をすれば、病状が悪化したり、生活の質が低下します。
殆どの方は残り人生をより楽しく、有意義に過ごしたいと考えます。
それを邪魔してしまっては元も子もなくなります。
確かに一部の人は余命宣告を受けて、自分の人生を見つめ直し、余生を有意義に過ごそう・・と気持ちを切り替えることができるでしょう。
でも、皆が皆そんな芸当をできるわけではありません。
もし、命にかかわるような病気になったときには、安易にお医者さんに余命を聞かないことです。
先に書いたように、お医者さんに寿命なんて分かるはずはないということを知っておいた方がいいです。
いちいち余命を尋ねられるお医者さんも気の毒です。
もし、どうしても余命宣告を受けたいのなら、マインド・セットを変えられる自信があるか、「魂のケア」が自分でできる自信がある場合だけにしておいた方がいいと思います。
もしも、あなたの親御さんや友人が余命宣告を受けたときには・・
安易に同情したり気休めの言葉をかけたりするのではなく、先行きに希望を持ってもらえるような言葉で励ますように心がけるといいと思います。
また、医師を否定したりはしないことです。
例えば・・
「お医者さんも大変だよ、神様の代理人みたいなことをさせられて」
「余命宣告で言われた期間より長生きしている人は無茶苦茶多いよ」
「余命宣告なんて、占いと同じようなものでハズレも多いよ」
・・などの「根拠のある」ことを言って相手の心を明るく、軽くなるようにいざなうのがベストですね。
「自分の寿命なんて前もって知らなくてもいい」
「人は寿命が尽きる時には、死期を悟るもの」
・・という私の個人的な考えを基にしてこのエントリーを書きました。
必ずしも「正しいこと」を述べているとは思っていません。
・・・しかしながら、お読みいただいたあなたの心に「何か、ひっかかるもの」があれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます。