何事も最後まで諦めないことの大切さを説くたとえ話に「ウサギとカメ」の童話があります。
みなさんもご存じですよね?
私も素直な幼子の頃は大人たちが言うこの手の話を信じていました。
しかしながら・・・
「ちょっと待てよ・・言うとおりにしていても全然幸せじゃないぞ」
「歳を重ねるたびに生きづらさが増してきているぞ」
と、世間で流布している正しいとされる考え方や常識というものに疑いの目を向け始めたわけです。
この「ウサギとカメ」的なたとえ話もそのうちのひとつです。
カメはたまたまウサギが居眠りしたから棚からぼたもち的に勝ったにすぎません。
普通に駆けっこをしたら確実に負け続けます。
カメは駆けっことは違うもので競争をしなければ勝てません。
こんな簡単な「真実」を薄々ながら気付いていた人は多いはずです。
でも、口に出したりしたら・・そんな子どもは確実に教師から嫌われます。
嫌われるだけならいいのですが、昨今では「発達障害」とか「自閉症スペクトラム」といった病気にされたりします。
要するに「自分が得意ではないルールが適用されている場」では正面切って戦わない、ということが正しい戦略なのです。
言い換えれば、「自分の土俵で相撲を取る」ことに徹すればいいだけの話です。
現在の日本の経済活動が低迷している理由、国際競争力が落ちている理由は色々とあります。
私は日本人のポテンシャルそのものはあまり変わっていないと思っています。
国際社会のルールがより「むき出しの資本主義」的なものになったことが日本の衰退の大きな原因だととらえています。
グローバル資本主義、金融資本主義、新自由主義・・と色々な表現がありますが、いずれもキリスト教圏の欧米先進国が己に都合よく作ったルールが支配する国際市場で負けているだけです。
そりゃー、元々は全く異なる商業道徳や商業規範のもとで商いをしてきたのですから。
今の世の中で生きづらさを抱えている人は多いと思います。
私も軽度とはいえ、40歳代の初めころまでは生きづらさを抱え続けていました。
生きづらさを感じる要因は・・・
常識や正しいとか真っ当とされている価値基準を他者(学校・会社・世間等)から押し付けられ、知らず知らずのうちにそれに自分の心が取り込まれてしまったことによるものです。
そのため自分に向いていない、あるいは得意ではない「土俵」で競争を強いられ続けてしまうことが多々あるのです。
勝ち目がない、しかも納得できない競争を延々と続けていたら、心も体も病んで当然ですよね。
ならば、どのようにすれば今の生きづらさから脱することができるのか・・
残念ながら万人に適する明確な答えはありません。
各人各様、自分の力で見つけるしか手立てはないと思います。
ただ、そう言い切ってしまっては面白くありません。
そこで、私なりの「生きづらさ軽減法」を書いていきます。
まずは、このエントリーの前半で触れていますが「自分の土俵」を見つけ出してその場で競うということです。
その「土俵」は必ずしも今の社会において高く評価されない分野のものかもしれません。
高い社会的地位を得られないものかもしれませんし、経済的に豊かになれないものかもしれません。
それでも幸せになれると信じるのです。
この「土俵」は世間の標準的な価値観とかけ離れたものは良くありません。
少しだけ「ズレた」程度のものがいいでしょう。
それなりの生活を送るためには当然におカネが必要となります。
おカネを生むためにはあまりにも世間からかけ離れた方法では難しいですからね。
最後はその人の考え方、心の置き所に帰結します。
皆さんはどのように思われますか?
皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます。