2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧
僕は年がら年中働くことが嫌になる。 今は割と好きな自分に合っている仕事をしているけれども、それでも職場に出向く前に「あーあ、嫌だな」という気持ちになってしまう。 これは僕の資質や性格によるものなのか、あるいは労働というものが有している根源的…
僕は「ヘタレ」である。 このヘタレという言葉は元々は関西圏で用いられたものだと思うが、テレビのバラエティー番組で屡々使われることによって人口に膾炙するようになった。 「ヘタレ」という語の持つ意味は、少々ニュアンスが異なるが、根性がないこと、…
ニートやひきこもりの人たちが増えているのは現代社会の病理だという。僕はこの「病理」という物言いが気に食わない。 僕はニートやひきこもりの人たちが現れてきているのは「必然」だと思っている。 初出 2017/11/30 ニートやひきこもりとなる人たちが増加…
僕は何度もこのブログで自分は「ヒマ人」であると公言している。自慢しているわけではなく、ちょっとばかり自分を卑下している。と同時に「忙しいことは良いことだ」というイデオロギーに抗っている。 今でこそヒマであることを誇っている(?)僕ではあるけれ…
高度プロフェッショナル制度、いわゆる高プロの導入を巡っての議論が続いている。まもなく可決される見通しだという。 僕はサラリーマンではないので直接は関係のない法案である。でも、サラリーマンの友人がいて、彼らが高プロに適用される可能性もあるので…
昨今は高等教育において「実学」を重視する方向になっている。人文系学部を廃止せよという暴論もまかり通っている。 すぐに役に立つ知識の賞味期限は短い。 カネにならないように見える学問を軽視すると、手痛いしっぺ返しを喰らうことになる。 初出 2017/11…
僕は「努力をすれば、必ず報われる」というのは嘘っぱちだと確信している。 この一見尤もらしい物言いは多くの人たちを傷つけている。 半世紀の間生きてきて、努力しても結果が伴わないことの方が多いということを痛感している。それが人生だということなの…
僕がこのブログを書き続けているのは労働問題や貧困やひきこもり等の問題をもっと多くの人に知ってもらいたいと思うからである。 僕の弱小ブログの影響力なんてたかが知れている。 芥子粒ほどの力しかなくても、積み重ねていけば何らかの形になると信じてこ…
生産性やコストパフォーマンスばかりを求められる風潮に僕は抗いたい。 ビジネスの論理がそれになじまない医療や福祉あるいは文化芸能にまで及んでいることに苛立ちを覚える。ビジネスの論理は限定的にしか適用できないものである。 初出 2017/11/7 僕は経済…
僕は働くことで成長ができる、という物言いに違和感を覚える。はっきり言って嫌いである。 たまに若い人たちが「成長を感じられる」働き方をしたいと言うことがある。僕はこの類の言説をどうだかなぁという思いを抱いている。 労働と自己の成長を結びつける…
僕はそこそこに運がいいと自覚している。 また、そこそこ恵まれた環境に身を置き続けていると自認している。 真っ当とされるレールから外れた生き方をしてから久しいが、何とか生きている。 ちょっとしたボタンの掛け違えで路頭に迷っていただろうと、振り返…
今は圧倒的多数の人たちが雇われて働くサラリーマンである。 社会のマジョリティとなっている。 サラリーマンのメンタリティがこの社会を覆うことは良いことなのか、僕にはわからない。 初出 2017/11/2 僕はこのブログでサラリーマン根性に浸かった人たちは…
強い組織とはどのような組織なのか、ということは昔から様々な言説が飛び交っている。今でもビジネス書の大きなテーマとなっている。 組織論にも流行り廃りがあり、今では信じられないことだが1970年代から80年代の頃は均質的な日本の会社組織が「強い組織」…