2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧
僕は短期間ではあるが何度かひきこもり生活を送ったことがある。その原因は不登校であったり、働くことに疲れてうつになったことである。 運が良いことに僕のひきこもりはこじらせることなく済んでいる。ある一定の期間をひきこもっていると「このままではい…
政治家たちの政策の失敗や不祥事が起こると、それらの政治家を選んだ有権者に責任がある、と物知り顔で言う輩がいる。 政治家たちの無能・無策・無責任さは政治家自身の責任のみを問うべきである。 国民の代表として選挙で選ばれたからには、国民の生活を守…
ある人が善行をした際に必ずと言っていいほどそれは偽善だ、なんてことを言いだす輩がいる。 大金持ちが多額の寄付をしたり、弱者救済の基金なんかを立ち上げたりすると「売名行為だ」とか「善人ぶりやがって」などといった批判を訳知り顔でなす残念な人たち…
先日ある(自称)識者が出演している動画を見ていた。「働き方」や労働問題に関するテーマだった。 僕はこの識者のツイッターをフォローしていてブログも更新するたびに読んでいた。件の動画を見るまでは僕はこの識者に好意的であった。 しかし、動画の最後…
僕の口癖は「面倒くさい」「じゃまくさい」である。 しかし、そうは言いながらも結局は頼まれごとなどをしている。 「面倒くさい」ことが実は楽しい、と心の奥底で思っているのかもしれない。 初出 2016/3/31 僕は基本的には面倒なことは嫌いだ。 働くことも…
この国ではやたらと努力を尊ぶ風潮がある。 何かあると「努力しろ」だの「努力不足」だのといって責め立てる。 「努力教」という宗教に芯まで浸かっているかのようだ。 何かを成し遂げるためには成功にまで至るプロセスが大事である。やるべきことを考え、そ…
自分に厳しい人たちを見るとすごいなぁ、大変だなぁ、とつくづく思う。 有名なアスリートやアーティストはおしなべて厳しい自己管理をしているし、自分に対して厳しい。 世に出回っている自己啓発ものには自己管理の徹底や自分を律することが肝要だと説くも…
当たり前の話だが人それぞれに個性があり違いがある。 この社会では以前からずっと「個」の時代が来たと言われている。 また、多様化・多元化した社会にならないといけないとも言われている。 他者との差別化や差異化等の掛け声は聞こえはいいが色々と問題を…
サラリーマンにとってダメ社員のレッテルを貼られることはとてもつらいことである。人としての価値を貶められるように感じることもある。 しかし、ある会社・組織での評価なんて所詮はローカルなものに過ぎないのだ。会社ごときに人としての価値なんか決める…
この社会は時間厳守にうるさい。 電車のダイヤが少しでも遅れると大問題になる。駅でサラリーマンと思しき人が駅員に喰ってかかる光景を何度も目にした。 社会人の心得の第一として時間を守ることが当然のように言われる。時間にルーズな人は信用されない。 …
僕は雇われて働くことがイヤである。 ただし現実問題として、生活していくためにはカネを稼がなければならない。大方はどこかの会社に雇われて労働者としての道を歩むことになる。 会社に雇われて働くにしても、僕たちは会社に完全に隷属してはならない。僕…
会社や役所という組織に雇われて働く人たちが大多数になっている社会ではその価値観がサラリーマン仕様になるのも仕方がない。 学校を卒業してブランクがなくどこかの会社に雇われて働く、特に正社員として働くことが真っ当な社会人だとされている。やれ多様…
この国の会社ではやたらと社員に経営者の目線を持てだのといって義務や責任を負わせている。この手垢にまみれた「経営者目線を持て」というスローガンは未だに無能な経営者によって連呼されている。 ごく当たり前の話だが、経営者と労働者は与えられた役割が…
僕たちは学校でも会社でも競争を強いられてきた。 落ちこぼれたら後はないぞ、と強迫され続けてきた。 レールから外れて落ちこぼれても何てことはない、と開き直れた者が実は一番強いのである。 初出 2016/3/15 僕たちは「落ちこぼれ」になることを極度に嫌…
僕にとって最も大切なものは「自由」である。 完全なる自由など幻想にすぎず、そんなものは存在しないとは分かっている。 自由には責任が伴う。 人は世間のしがらみからは逃れられない。 自由を殊更に強調し、自由な生き方を追求するのは無責任である。 ちょ…
僕は自立のための就労支援は必要であり、その理念は正しいと思っている。働ける人は働いた方がよい。 問題はそのやり方である。 生活保護の打ち切りを重視するあまりに劣悪な労働条件や意に反した仕事でも無理に働かせることはあってはならない。 そもそも生…
僕が働きだした頃はバブルのイケイケ時代だったので、長時間労働やサービス残業、有給休暇が取れないといったことはさほど大きな社会問題として扱われていなかった。 僕が公務員を辞めて社労士事務所を始めた90年代の半ばごろから労働時間の短縮や有給休暇の…
僕は戦前の旧制高等学校に憧れを持っている。そこで育まれたと言われる教養主義的なエートスに憧れている。 僕には教養が欠けている。そのことを自覚しているがゆえに一冊でも多くの良書に巡り合いたいし、一冊でも多く良書を読破し自分の血肉にしたいと思っ…
僕たちは困っている人を見れば無下にすることはできない。大抵の人は自分ができる手助けをするだろう。この助け合いの精神がなくならない限り、この世に絶望することはない。 初出 2016/3/1 人は太古の昔から助け合って生きてきた。 狩猟をメインとしたとき…
僕は今のこの世の中の様々な物事に怒りを感じたり違和感を覚えることが多い。だからこのブログを書き続けている。 僕が常に心がけているのは安易に多数派に与しないことである。常識や良識を妄信しないことである。この姿勢をとり続けていくと、必然的に「反…