2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧
大学は高等教育機関である。 しかし、高度経済成長期には大衆教育社会となり大学生はエリートではなくなった。数年前からは「大学全入時代」となり、大学の存在価値の低下が甚だしい。 大衆教育社会となり、大学全入時代に突入したことから大学はサラリーマ…
資本主義社会ではカネをより多く稼ぎ、また多くの資産を持っている者が力を持つことになる。消費をより多くする者が資本主義社会の適応者でもある。 ビンボーであるとこの社会ではみそっかす扱いされる。しかしながら、ビンボー即不幸だと断定することはでき…
ニートやひきこもっている人たちの一般的なイメージは現行の社会に馴染めない脱落者や逸脱者というものだ。 確かに働くことができない、学校へ行くことができない、ということは真っ当ではないとみなされやすい。世間ではきちんと学校へ行ったり働いたりする…
時々無造作に使用してしまうが、僕は「社会人」という言い方が好きではない。 そこには正社員として会社に勤めていて、給料をもらって生活を自分の力で成り立たせていて「自立」しているというニュアンスが込められているからである。 国家やあるいは世間が…
僕はもう若い頃に戻りたいとは思わない。「オッサンライフ」を満喫している。 ただ、新たな出会いが極度に減っていることが悩ましいところである。 人とのゆるやかなつながりが大切なことは重々承知しているが、現実はなかなか思うとおりに行かない。うーん…
僕はいつの間にやらマイノリティの側に属する人間となったようだ。 自らが望んでそうなったわけではない。信念や信条があるわけでもない。 色々な経験を積み重ねていくうちに、自分の身の置き所を探し求めていくうちにそうなってしまったのだ。 まず僕は会社…
僕は物欲がほとんどない。いや、この歳になって失くなってきたという方が正しい。 若いころは消費を煽るメディアに踊らされて、あれが欲しいこれが欲しいと欲望まみれになり、その欲望を満たすために無理やり働いていた感がある。 この人が持つ所有欲は先天…
「おせっかい」という言葉にはネガティブなニュアンスが込められていることが多い。 誰かが困っているときに手助けをする、ということが当たり前ではなくなってきていることの証である。人は「おせっかい」をしたりされたりしながらどうにかこうにか生きてい…
よく巷で言われる話に、「一旦生活レベルをあげてしまうと、もう生活レベルをさげることができない」という類のものがある。 何らかの理由で収入が減っても、支出額はなかなか減らすことができないという話だ。そのために生活レベルを維持するために消費者金…
この社会には多くの矛盾がある。 この社会には数多くの歪みがある。 既得権者が己の利権をほしいままにするためのシステムを作り上げ、身内で独占しようとする。個人の能力差によるものよりはるかに超えた格差がある。 僕たちはこのどうしようもない社会によ…
カネ儲けの才能は、人が持つ様々な能力のうちのひとつに過ぎない。 よってカネ儲けができる才覚がなくても悲しむことはない。 しかし、現行の社会システム(資本主義体制)では殊更にカネ儲けの才能がクローズアップされる。僕は現行システムに親和的でないと…
僕たちは大抵は幼少時から「真っ当に」生きろという刷り込みがなされている。 きちんと学校に通い、いいとされる高校や大学に入り、一流とされる会社に就職することが良い生き方だとされていた。 敷かれたレールに乗って生きていくことが善とされていたので…
顧客第一主義を社是に掲げている会社は多い。このこと自体は間違っているわけではなく正しいことである。 ただ、この顧客を大切にするという考えが歪んで広まっているような気がする。 顧客の正当でないクレームに対しても平身低頭して聞き入れることが顧客…