希望の舎―再生編ー

ライフサポーター&開運アドバイザーが書き綴るブログです。「あなたの心に灯をともす」ため、先人が伝承し語り継いできた叡智を伝えます。テーマは歴史/教育/宇宙論/仕事/居場所/心と体の癒し/健康法/開運法/運気アップ/民俗学/文化人類学/食養生法/少食/自然医学/甲田療法/中村天風/斎藤一人/エドガー・ケーシー/生きづらさ

平日の昼間にブラブラしていると、不審者扱いされるのは良い社会なのかという件

僕はヒマ人なので平日の昼間に自由になる時間が多い。

大抵は自室にいてラジオを聴いていたり、ネットで動画を見ていたり、読書をして時間を過ごしているのだけれども、自室に籠っていると煮詰まってくるのでたまに外出する。その際にはできるだけこざっぱりとした服装になるように留意している。

不審者扱いされないように、というのがその理由である。

 

僕が今住んでいる地域は古い街並みと比較的新しい住宅が混在している。ベッドタウンと言ってもいいかもしれない。よって壮年の男性が平日の昼間から出歩いている率が低い。

僕が以前に住んでいた大阪市内の下町では平日の昼間からブラブラしている稼働年齢と思しき人たちが沢山いた。だから、周囲の目を気にすることなく外出できたのである。

ところが、今はそうはいかない。

 

以前に古い家並みをブラブラしながら観察していたら、町内会長と名乗る人に見とがめられたことがある。不審者扱いされたのだ。まあ、確かに古い家並みを立ち止まりながらじっと見ていれば、怪しい奴だと思われても仕方がない。

でも、不審者扱いされては不快である。

僕はその見とがめた町内会長に事情を説明したが、どうも納得してくれない。相手の高圧的な態度も癪に障った。ただ、言い合いに発展して警察に通報でもされたら厄介なことになるので怒りを押し殺し、その場からそそくさと立ち去った。

 

今は地域での不審者情報がネットや携帯で出回る時代である。防犯の観点からはそれはそれで仕方がない側面もある。

しかし、たかだか平日の昼間に出歩くのにこんなに気を使わなければならないなんて、どこかおかしいんじゃないかと僕は思う。

皆が皆、平日の昼間に働いているわけではない。平日の昼間に自由に行動しているだけでまるで犯罪者予備軍のように扱うのはいかがなものか。

 

僕の全くの独断と偏見だけれども、平日の昼間からブラブラしている人がいても周囲の人たちは気にせず、そんな人たちが大手を振って行動できるような街こそが活気のある場であると思う。普段は何をナリワイにしているのか、何をしているのかが分からない人たちが違和感なく溶け込める街がおもしろい場となるのである。

サラリーマンだけが「真っ当な人」とみなす狭量な見方が蔓延る場は不健全である。

 

僕の住んでいるような街は、猥雑さが排除されていて一見清潔なのだけれども、そういった街は生命力のようなものが欠如しているように感じられる。

この感覚は間違ったものなのだろうか。

僕が置かれている「特殊」な立ち位置を基にした偏ったものの見方なのかもしれない。

ただ、「郷に入れば郷に従え」という俚諺もあるように、僕はささやかな抵抗を諦めるしかないのだろうか。

 

平日の昼間に堂々と街中を闊歩できるような社会になれば、と僕は密かに望んでいる。こんなささやかな願いが受け入れられないようならば、僕は絶望感と虚しさを覚える。

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