希望の舎―キボウノイエ―

漂泊を続ける民が綴るブログ。ちょっとナナメからの視点で語ります。これからの働き方・中世史・昭和前期の軍の組織論・労働問題・貧困問題・教育問題などに興味があるので、それらの話題が中心になります。

今年も生き延びることができたことに感謝、という件

僕みたいなオッサンになると年の瀬を迎えても特段の感慨はない。

ああ、また歳を取るな、と言った程度のものである。

新年を迎えてこういう年にしたいという思いもあまりない。

 

とはいえ、新年を迎えるということになると、ちょっとだけ気が引き締まる思いがするのは、僕も平均的な日本人だということだ。

僕は特段「新年の誓い」みたいなものは立てない。

ただ、「今年も何とか生き延びることができますように」というハードルの低い誓いを立てるだけである。

雨宮処凛さんのエッセイにこれと似たようなことが書いてあった。「とりあえず死なないように」という低いハードルを自分に課せば生きやすくなるという。

僕も全く同意見である。

自分にあまり期待をかけない、そして負荷をかけないようにする、ということはなかなか良い生存戦略である。生き延びさえすれば、面白いことや楽しいことがあるかもしれない。胸を震わすような感動的な出来事なんてなくても構わない。ちょっとした喜びや楽しみがあれば、それで十分である。

 

日々の生活の中に面白いこと、ワクワクすることを見出せるような生き方を続けていきたい。

嫌なことはできるだけしないようにしていきたい。

人と比べるようなことはしない。

生き方のハードルをできるだけ低く設定して、僕は面白おかしく日々を過ごしていきたい。

僕が今望んでいるのはこれらのささやかなことだけである。

そして、何とか一年間生き延びることができたことについてただ感謝している。

年末年始にあたって思うことはこれだけである。