希望の舎―再生編ー

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この社会では「自己肯定感」が徐々に奪われていくという件〈再掲〉

自分はこの世に存在していてもいい、生きるに値する人間だという自己肯定感を持ち続けることはとても大切なことである。

しかし、僕たちは様々な「選別」にさらされ、自己肯定感が削られていく。人としての存在が否定されるほど悲しく残酷なことはない。

 

初出 2016/8/2

 

この世知辛い世の中で生きていくためには自己肯定感を持ち続けることが大切になってくる。

自分はこの世に存在していてもいいんだ、と思えれば大概のことは克服できる。

 

僕がこれまでに何とか生き延びることが出来てきたのは自己肯定感を失うことがなかったからだ。こんな僕みたいな奴でもどこか世間の隙間に居場所があるはずだと感じていられたのである。

サラリーマンができず、フリーランスでも失敗し、ビンボー生活を続けることを余儀なくされても卑屈になることなく堂々としていられるのも、どうにかこうにか自己肯定感を持ち続けているからである。

 

この世の中では生きづらさを抱え、それを拗らせている人たちが多く存在している。中には長期間のひきこもり状態にある人たちもいる。その多くは自己肯定感を失い、奪われた人たちであると推察できる。

自己肯定感は「無条件の生存の肯定」がベースとなる。生きているだけでそれだけでいいんだとひとりひとりが思うことができれば自己肯定感が芽生えてくるのである。

 

今のこの社会では普通に生きているだけでも自己肯定感が棄損されていく。家庭でも学校でも会社でも「条件付き」の生存しか認められないような傾向があるからだ。いい子でなければならない、勉強ができなければならない、仕事ができなければならない、そうでなければ認めないという不寛容な態度に晒され続けていくと次第に自己肯定感が失われていく。

 

特に会社に雇われて働くようになると自己肯定感を持ち続けることが難しくなる。

会社や役所という組織では無条件で人を受け入れてはくれない。「戦力」になってはじめて組織の成員として認められる。条件付きでその存在を認められることになる。人はその組織からの圧力と自己肯定感とのバランスを保ちながら生きていくことになる。自己肯定感が蝕まれてしまうと、社畜となり、もっと酷いことになると精神を蝕まれてしまう。

 

親子間の関わりの中で自己肯定感を奪われ、学校でそれを奪われ、これらを潜り抜けても会社社会で自己肯定感を奪われる。僕たちはいかにして自己肯定感を守るかという闘争に明け暮れているのである。自己肯定感というものを常に意識していないといけないのであって、流されるままにしていると知らぬ間に自己肯定感を失ってしまうことになる。

 

自己肯定感を持ち続けるためにはどうすればよいのか。

明確な答えはない。人それぞれという側面もある。

僕が採っている方法は世間の常識や良識を疑ってかかることである。

あるいは組織の論理というものに従属しないということである。

教師の謂うことを鵜呑みにしない、会社の掟に盲従しない、他者からの評価ばかりを気にしない等々、自己防衛をするのである。

学業成績が良くないからといって、人事評価が芳しくないからといって、それらは人の価値を決めるものではないと肝に銘じておく。

人の存在価値は決して人が決められるものではない。

 

たとえ悪い状況・厳しい状況に陥っても、自己肯定感さえあれば何とかなる。

自己肯定感を奪おうとするこの社会の様々なものに常に対峙し続けていく姿勢こそが最も大切なことである。

 

  

 

 

 

 

 

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