希望の舎―再生編ー

ライフサポーター&開運アドバイザーが書き綴るブログです。「あなたの心に灯をともす」ため、先人が伝承し語り継いできた叡智を伝えます。テーマは歴史/教育/宇宙論/仕事/居場所/心と体の癒し/健康法/開運法/運気アップ/民俗学/文化人類学/食養生法/少食/自然医学/甲田療法/中村天風/斎藤一人/エドガー・ケーシー/生きづらさ

公務員を辞めたことは本当にもったいないのか、という件

僕がかつて地方公務員だったこと、公務員を辞めたことを言うと「もったいない」という反応がとても多かった。

その際にいつも僕は思っていた。

どうして「もったいない」のだろうかと。

 

僕は公務員という仕事に面白さを見出せず、また自分には全く合っていないと判断したために辞めただけの話である。至極真っ当なことをしただけである。今も公務員を続けていれば精神疾患に罹っているか、最悪の場合過労死か過労自殺していたかもしれない。

元々勤労意欲の低い僕みたいな奴が合わない仕事を続けるなんてまさに地獄である。

 

そもそもなぜたかが公務員を辞めただけで「もったいない」と思うのか、その思考回路が僕には理解できない。自分に合わない仕事、つまらないと感じる仕事を辞める行為はごく普通のことだと思うのだけれども。

公務員に限らず有名企業を辞めたときにも同様のリアクションがあるが、公務員や有名企業に勤めたら定年まで勤めるべきだとの世間の常識がおかしいのだ。

 

僕は公務員を辞めたことを伝えた際に相手がどのようなリアクションをするかでその人の人となりを判断するようにしている。

相手が何に重きを置いているか、その人の労働観や人生観が透けて見えてくるのである。

相手がサラリーマンだった場合、ほぼ全員が「もったいない」と言い、人によっては執拗に辞めた理由を聞いてくる。僕は大概は面白くなかったからと答えるようしているが、殆どの人は納得しないような面持ちを見せる。ある人は(僕よりかなり年長者)僕に説教を始めた。世の中は甘くないぞ、公務員も務まらない人間は碌なもんじゃないと。余計なお世話である。社畜に説教を垂れる資格なんぞない。

一方、経営者特に起業した人たちは決して「もったいない」というリアクションはしなかった。変わり者で面白い奴だと言われることが多かった。

 

大きな組織に属し、その組織で大過なく勤め上げることが第一だとの価値観を持つ人は、どうも若くして公務員を辞めるという行為が理解できないらしい。中には公務員にならなかったことを後悔すらしている人にも会ったことがある。僕の独断と偏見だが、そんな人は魅力がなかった。これから付き合っていこうとは思わなかった。

 

公務員なんて(あるいは有名企業)数ある仕事のうちのひとつに過ぎない。誰でも(年齢制限はあるが)試験を通ればなれる仕事である。才能なんて必要ないし、家柄や親の資産も当然に関係ない。必要以上に持ち上げたり、あるいは貶めたりすることもないのである。

 

僕は公務員を辞めたことを後悔したことなんてただの一度もない。当然に「もったいない」なんて思ったこともない。

ただ、公務員を辞めた理由を必要以上に詮索されることがうっとおしいだけだ。

 

僕は自分の好きなように仕事をしたいだけだ。

自分の好きなように生きたいだけなのだ。

これらはとても贅沢なことだと思う。

経済的に恵まれなくても、この贅沢をずっと味わいたい。 

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