希望の舎―キボウノイエ―

漂泊を続ける民が綴るブログ。ちょっとナナメからの視点で語ります。これからの働き方・中世史・昭和前期の軍の組織論・労働問題・貧困問題・教育問題などに興味があるので、それらの話題が中心になります。

お得な生命保険活用術は生命保険になるべく入らないことという件

生命保険のCMがメディアに溢れている。

生命保険の活用術と銘打った著書も数多く出ている。

生命保険が大好きな国民性なのだろうか。

それとも、生命保険会社という大資本の戦略に乗せられているだけなのか。

 

僕は一時期某外資系生命保険会社の代理店をしていたことがある。

その生命保険会社での研修とは別に僕なりに生命保険について勉強をした。生命保険という商品の裏にあるからくりについても学んでみた。

結果、生命保険になるべく入らないことが最良の生命保険活用術だとの結論に至った。

 

この国の人たちが現在加入している生命保険はほとんどが無駄であり、生命保険会社の利益に資するものに過ぎない。過剰に生命保険に加入している、いや生保会社のセールストークに従って過剰に入らされているといった方が正しい。

20代や30代の若い独身者に終身保険(しかも特約てんこ盛りの)を積極的に薦めて加入させていたりする。あるいはガンに罹るリスクの低い年齢の人たちにガン保険を、ガンの恐怖を煽って加入させてもいる。

若い人たちは死亡や病気のリスクが低いので、保険金は殆ど支払われることはなく、生命保険ががっぽり儲けるという図式となっている。

つまり、生命保険に入る必要性が低い人たちに売りつけてしこたま生保会社は儲けているわけである。年齢が上がるととたんに審査が厳しくなるのは、生保会社の利益率が下がるからである。

 

僕は生命保険が全く役に立たない不要なものと言いたい訳ではない。この国の、特に現役世代の社会保障が手薄であるという現状を鑑みれば、自助努力として生命保険を活用するのは正しい選択である。

 

以下は僕の独断に満ちた生命保険の活用術である。

まず、死亡保険は掛け捨ての定期保険をメインにした方がよい。保険料が安くて保障が大きいからだ。現役世代であれば、自分にもしものことがあったときに配偶者や子どもの生活費を賄う必要がある。

そして、年齢を経て子どもが独立し、公的年金が受給できるようになれば、保障額を大きく下げるか生命保険には入らないようにする。葬儀費用+α程度の額が保障されれば十分だと思う。子どもに資産を残したいのなら話は別だが。

医療保険についてはケースバイケースである。今は診療報酬の関係で入院期間が短くなっていて通常はバカ高い入院費はかからない。ただ、病気の種類によっては一概にそうとも言えないので、それが心配であれば加入する。

ガン保険についても医療保険と同じで入院期間が依然と比べてかなり短くなっているので、入院費用を保障するというよりも、放射線治療や抗ガン剤治療等の通院費用の保障に重点を置いた方が良いかもしれない。

また、ガン保険の加入を勧める生保会社のセールストークに「2人1人がガンに罹る」という煽りがあるが、実際は60代を過ぎて罹患率が高まるというデータがあり、あまり若いときから加入するのはどうかとは思う。

 

要は大まかな生活設計をしたうえで、生命保険の取捨選択をするのが賢明な方法である。配偶者や子どもの有無、自分の雇用形態、病気やガンをどの程度怖れるか等を総合的に勘案して決めるのである。

生保会社の煽りやセールストークを鵜呑みにしてはならない。