希望の舎―再生編ー

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様々な働き方がある、と知っているだけで気が楽になるという件〈再掲〉

雇われて働く人たちが多数派を占めるようになったのは遠い昔のことではない。働く=正社員という視野の狭い考え方に縛られていると、いざというときに困ることになる。

 

初出 2016/7/21

 

普通「働く」という言葉を聞くとどこかの会社や役所に雇われてそこで仕事をする、というようにとらえることが多い。

元来は働くこと=雇われるではないのだけれども、資本主義が発達して工業社会になったことによってこの考え方が人口に膾炙するようになったのだ。大多数の人たちは自分で何らかの生業を持ち自律的な働き方をしていたのが会社・大工場に雇われる労働者として働くようになったのである。

 

現在のこの社会に生きる人たちは生まれた時から発達した資本主義社会、高度消費社会の下で生きている。基本的なものの考え方は資本主義体制に適応したものになっている。

学校を卒業すればどこかの会社や役所等の組織に雇われて働くことが当たり前だと思い込んでいるのである。そしてその雇われた会社になじんで、そこで高い評価を得て出世することが真っ当な社会人であると思い込まされている。もしも会社で低い評価しか得られないとしたならば、その人は社会人失格、ひどい場合には人として劣っているという烙印を押されることになる。

 

会社での評価が即自分の人としての評価だと思い込むと、とても生きづらくなる。また、会社等の組織に雇われる働き方しかないと狭く考えてしまうと、組織になじめない人たちは行き場を失くしてしまうことになる。

会社に雇われる働き方なんて、数多ある働き方の内のひとつに過ぎないのだ、と大ざっぱに考えた方が良い。組織で雇われて働くことが苦にならない人はその働き方を続ければよいし、どうも息苦しいと感じる人は別の形で働けばよい、ただそれだけのことである。

 

高校や大学でのキャリア教育は「雇われて働く」形の働き方に主軸を置いたものとなっている。確かに雇われて働く人たちが多数派であることに間違いはないが、少数派の雇われて働きたくない人たちのことにも留意する必要がある。雇われて働くのが嫌なら、起業せよというのも短絡的に過ぎる。

もっとゆるく考えて、生活を成り立たせるためのカネは公序良俗に反したり違法行為でなければ、どのような手段を用いて稼いでもそれはありなのである。

 

巷ではフリーランスや自営は不安定だと言われている。社会的信用もないのが現実である。しかしひとつの会社にぶらさがってそこでのサラリーのみに頼っている生活の方が危なっかしいと僕は思う。一見安定しているようで、実はとてもリスクが高いのである。

このような考え方をする人たちが結構存在していて、例えば「ナリワイ」を持つ生き方だとか、「月3万円ビジネス」を複数持つ働き方だとか「週末起業」などといったひとつの会社からのサラリーだけに頼らない生き方が色々と提案されている。このことはとても良い傾向だと思う。

 

今勤めている会社を辞めることには二の足を踏むのならば副業を始めても良い。ひとつの仕事で生活費を賄うことが難しいのならば、仕事を複数持てば良い。例えば週に2,3日はどこかに雇われて、残りはフリーランスとして仕事をする、という働き方も結構面白い。すべての仕事を会社勤めにするとかフリーランスにするとか、二者択一的に白黒はっきりさせることなどないのである。

 

働き方が色々あって、どのような働き方を選ぶかは自由であって、しかも働き方の組み合わせができるとゆるく考えることができればとても気が楽になる。既成概念にとらわれることなどない。

生き延びる術を自分なりに考え、選択していくことは実は楽しくて面白いものである。

  

 

 

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