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希望の舎―キボウノイエ―

漂泊を続ける民が綴るブログ。ちょっとナナメからの視点で語ります。これからの働き方・中世史・昭和前期の軍の組織論・労働問題・貧困問題・教育問題などに興味があるので、それらの話題が中心になります。

「シフトダウン」した働き方で新たな生き方が見えてくるという件

働くということ 雇用問題について考えてみる

僕は何度もこのブログで雇われて働くことが苦痛だと言ってきた。

ならばとフリーランスで稼ぐために何らかのナリワイを持とうと試行錯誤を繰り返している。残念ながら未だに生活費をすべて賄えるほどのナリワイを確立できていない。

自分のナリワイを見つける試みは続けるけれども、先立つものは必要だ。だから、次善の策として嫌ではない仕事をパートタイムでする、ということでしのいでいる。くだらない仕事なんかで消耗しない働き方を選んでいる。

僕のような中年男には正社員で働く道は半ば閉ざされている。仮にあったとしても僕がやりたくない仕事ばかりだ。何より正社員という働き方に僕は全く魅力を感じていない。会社の奴隷になって馬車馬のように働くなんて御免被りたい。

 

僕は40代の初めころまでは人並みに上昇志向があり、成長志向があった。世間で言うところの真っ当な生き方・働き方にこだわっていた。また自分は真っ当な生き方をしてしかるべき人間だと思い込んでいた。決してダメ人間ではない、有能な人間だと勘違いをしていたのだ。

自分のことをダメな奴だと受け入れるのはなかなか難しい。しょうもないプライドが邪魔をする。世間の目も気になる。やはり人からはできる人間だと認識されたい欲がある。

 

僕は社労士事務所を廃業してからしばらくは正社員としての職を探し、何社か正社員として勤めた。しかしどこで働いても違和感にとらわれ、息苦しさを感じ長続きしなかった。

そこで発想の転換を図ることにした。必要とする生活費を切り下げて稼がなければならない額を低く設定することにしたのだ。そして働く時間を短くして負担を減らし、自由な時間を確保して「ゆるい」生き方を志向することにした。「シフトダウン」した働き方、生き方を目指すことにしたのだ。

 

シフトダウンしてから3、4年経つけれども、これが結構僕に合っていてなかなかに快適な日々を過ごしている。長年悩まされていたうつがほぼ全快した。読書量が飛躍的に増えた。このブログも続けることができている。

生活費を稼ぐための仕事にもそれほどこだわりがなくなった。福祉の仕事と単純作業の仕事を交代にしているけれども、職場に愛着もないしこだわりもないので飽きたらあるいは嫌になったら即職場を変える。複数のところから収入を得るように心がけているので、嫌な仕事や自分に合わない仕事を無理してすることもない。

今は友人の塾で講師(これは辞めない仕事)、児童養護施設の子供への学習支援(これは不定期・ボランティア的なもの)、ナリワイ的な仕事をメインにして、空いた時間に気が向いたらパートで介護福祉系の仕事をするか倉庫のピッキング等の単純作業に就いている。

 

今の僕の働き方はとても真っ当なものではない。収入額もたかがしれている。

しかし、僕はシフトダウンした「第二の人生」を楽しんでいる。

ゆるい生き方・働き方ではあるけれども、僕は成長を実感している。

自由な時間が増えたおかげでこの社会に起きている様々な問題について深く考えることができるようになった。今はできていないが、何らかの形で社会活動にコミットしたいと思っている。もっともっと良書と巡り合い、僕の血肉としたい。

僕はシフトダウンすることによって得られた新しい人生を満喫していきたい。