希望の舎―キボウノイエ―

漂泊を続ける民が綴るブログ。ちょっとナナメからの視点で語ります。これからの働き方・中世史・昭和前期の軍の組織論・労働問題・貧困問題・教育問題などに興味があるので、それらの話題が中心になります。

いっそのこと社会保障制度を全廃してしまえ、と思ったりする件

生活保護や年金、健康保険などの社会保障制度はカネ喰い虫である。生産性のない人たちに公金を出すなんて、ドブにカネを捨てるようなものだ。

大企業にのみ恩恵を与える経済政策を採るべきである。カネ持ちがもっと裕福になって、そのおこぼれを庶民に分け与えるシステムが最も合理的である。 

会社に、特に大企業にジャンジャン儲けて貰い、その経営者や株主には利益の殆どを取ってもらい、富豪が増えればよい。

最低賃金制度なんて撤廃し、安い労働力を途上国から大量に受け入れて、人件費を極限まで削り会社の利益の極大化を図ることが経済発展のためには是非とも必要である。労働者の権利なんて認めることはない。労働者は会社の下僕であり奴隷であり、そんな奴らに権利なんておかしな話だ。

とはいえ、労働者は会社や経営者や株主のためには必要なので、失業保険制度は恩恵として残しておく。

働けなくなった者たちはどこかの僻地にまとめて収容しておくに限る。奇特なカネ持ちと心優しい人たちの寄付を集めて、寝るところと食べ物だけを与えておけば十分である。働かない人間には生きる価値が無い。競争に負けた者は勝者からの憐憫と同情によってのみ生きながらえることができる。競争社会の敗者には人権は無い。

社会保障費をほぼ全部を削ればかなりの額の公金が浮くことになる。思う存分に公共事業ハコモノを作り、その利権を政治家や官僚や大企業で独り占めにする。軍事費と治安対策費や公安費もどんどん増やして、国家や大企業にあだなす不逞の輩をどしどし取り締まり、収容所にぶち込む。

生活保護制度や年金制度、健康保険制度は廃止する。年金や健康保険は民間の保険会社のもので事足りる。保険会社が儲かれば経済は活性化する。生活保護制度をなくして、「ゴクつぶし」の役立たずな人間は野垂れ死にしてもらう。その方が安上がりで済む。

 

とまあ、ここまで書いた僕自身胸糞悪くなってきた。

上述の内容を本気で考えているような人はキチ外であるとみなされる。それが「普通」の人たちの感覚であり良識である。

しかし、あながち的外れの空想であるとはいえない。近年のこの国の権力は上述のような社会を志向していると思えてならない。現にアメリカではこの馬鹿げた空想に似たような社会となっている。アメリカ様万歳のこの国の頭の悪いエスタブリッシュメントに、上述のような社会となることを夢想する輩がいるのである。

 

ただ、生活保護公的年金制度を全廃するという発想自体は僕は悪いものではないと思っている。ベーシック・インカムを全面的に導入すれば可能な話である。ベーシック・インカムには賛否両論あるが、ひとつの選択肢として考慮する余地が十分にある。

 

現行の社会保障制度は曲がり角の時期に来ていると思う。ベーシック・インカムに限らず、社会保障制度のあり方を根本から見直し、また従来の労働観や人生観を問い直すことが必要不可欠なのではないだろうか。