希望の舎―再生編ー

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「老後」の心配など無用である件〈再掲〉

4,50歳にもなると、そろそろ老後が心配になる。

しかし、老後のことばかり考えて、今を仕事や貯蓄にのみ励むのも面白くない。

結局は何とかなる、と思うようにしている。

 

初出 2014/8/19

 

金融機関にとって「老後の不安」を持つ人たちは格好のカモである。

生命保険会社は老後の生活不安に付け込んで医療保険個人年金などの商品を売り込む。

証券会社や銀行は老後の不安を和らげようとして貯めているカネを吐き出さそうとしてリスクの高い(しかし金融機関は儲かる)商品を売りつけようとする。

金融商品を騙った詐欺が後を絶たないのも、老後の不安を抱えている人が多いことの顕れである。老後にはカネが絶対的に必要だと考えている人が多いことの証左である。

 

確かに働けなくなった後の生活には不安感を抱いてしまう。何しろいつまで生きるのかが分からない。病気や介護にはカネがかかる。少しばかりの預貯金があるだけでは安心して暮らせない。

 

しかしながらである。

僕たちはあまりにも「老後の不安」を煽られすぎているのではないだろうか。

もっと言えば、安穏な老後、豊かな老後を過ごすことが至上の価値だと思い込んでいるのではないか。年に数回は旅行に行き、グルメを楽しみ、子の援助をして、孫には小遣いを与えて等々という生活が本当に楽しい老後生活なのだろうか。消費を煽られているに過ぎないと考えるのは捻くれているのだろうか。

 

いつこの世からいなくなるか分からないということは、明日死ぬかもしれないということでもある。

人はいつ死ぬかなんて分からない。

同様にいつ何時病気になるかも分からない。

だからといって、「死」や「病」を極度に恐れて、その備えのために必要以上に働き、カネを貯め込むのはどうなのだろう。老後に備える目的で働きすぎて病気になったり最悪の場合には死んだりするのは本末転倒である。

 

老後の不安を煽って儲けようという輩が跋扈している。先ほど述べた金融機関だけではなく、あらゆる業種でその手の輩がいる。消費が美徳という価値観を老後の生活にも侵食させようとしている。

豊富な資産を持つ人たちはどんどんカネを使えばよい。しかし、そうではない庶民はその価値観に従う必要はない。

 

人生経験を積んで老境に差しかかった人たちは、消費に明け暮れる生活の虚しさに気づくはずである。あるいは人の欲望はキリがなく深いもので、年齢に関係なくあり続けるのだろうか。

 

僕は老境に差しかかったら、消費ばかりの生活から一歩引いた生活を送りたいと思っている。

まあ、もっとも今でも旺盛な消費生活を送っているとは言い難いけど。

無駄な消費を抑えれば、少々年金が少なくても預貯金が心許なくても何とかやっていけるはずだ。

場合によっては生活保護という手もある。

このように考えれば、老後の不安も少しは解消される。

後の問題は大きな病気と要介護状態になるかならないかというものだ。これは普段の生活慣習を健康的にすることと、病気になるならないは「運」だとある意味諦めることだ。

もし、大病を患ったときには、それまで健康だったことを幸運だったと考える。

人はいつか必ず死を迎える。

病気になることも仕方がないとの考えに至ることだ。

僕はこのような心境に至るような老後を送りたい。

・・うーん、できるかなぁ。

  

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