希望の舎―再生編ー

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大企業の経営者は無能だという件〈改題・再掲〉

大企業や有名企業の経営者や役員は「エリート」のはずである(世襲も多いとはいえ)。

しかし、どう考えても無能・無責任な人が多いように思えてならない。

 

初出 2014/7/26

 

僕はこのブログであたかも経営者を敵視しているように印象付けることを書いてきた。

僕は労働者であり、経営者と利害が異なるのは当然である。労働者の権益を主張し、経営者を非難するのは自然のことである。

かと言って階級闘争史観には違和感を覚えるし、経営者すべてが悪の存在なんて思えないのも事実である。

 

僕は社会保険労務士として活動しているときに多くの経営者・創業者に出会った。その多くの人たちは人間的魅力があり、真摯に経営者としての役割を全うしていた。殆どが創業経営者であり、かなりユニークな人もいたことを覚えている。

また、多くの経営者は従業員の待遇改善に心を砕いていた。役員報酬はそれほど高額ではなかった。

労働基準法に抵触する事例が少なからずあったが、僕のような未熟者の意見に耳を傾けてくれて、少しずつではあるが着実に改善してくれた経営者が大半であった。

僕が接してきた経営者はみな中小・零細企業を経営していた人たちである。原資が少ないにもかかわらず、従業員の給料やボーナスを捻出して待遇が悪化しないように心を砕いていた。時には自らの役員報酬を削って(元々高くはないのに)いた。営業や資金繰りに東奔西走していた経営者も多い。それらの人たちの奮闘振りに僕は頭が下がる思いをしていた。

 

翻って、大企業や有名企業といわれる経営者の劣化は目に余るものがある。

有効な経営戦略を立てられない。

変化に対応できない。

経営責任を曖昧にしている。

労働者をコストやモノとしてしか見られない。

エリートと自称している人たちの無能さは目も当てられない。大企業の経営者は一部の世襲を除いて大半がサラリーマンが出世してその座を得たものである。おそらく組織の掟に従順であり、失敗をせずに大過なく出世の階段を昇ってきたのだろう。決して経営能力が卓越しているからといった理由で経営者になったものではない。

出世をして重要な役職に就くにつれて派閥を形成し、自分が経営者になると子飼いの部下をそれなりの役職につけるといったケースも多いと推察される。まるで小説や漫画での話のようだが、決して的外れの推測ではない。

 

大企業や有名企業の経営者はオピニオン・リーダーとしての顔も持つ存在である。この国の政策に及ぼす影響も大きい。

有名企業・大企業の経営者は、自社の利益のみに拘泥することなく、社会全体の利益に供するような提言をしなければならない。それが彼らの負った責任である。それが叶わぬのなら即刻その地位から降りるべきである。

昨今の経営者団体の動きを見ていると、自社かあるいは関係業界の利益だけを追求し、公共の利益に目が及んでいない言説が目立つ。

経営者はリーダーシップ論が大好きな人種であるが、彼ら自身にリーダーの資質があるのか大いに疑わしい。自分の偏った信念を押し通す(押し付ける)ことがリーダーシップだと勘違いしている輩もいる。

大企業の経営者だからといって人として優れているわけではない。度量が大きくて視野が広い経営者など少数派である。

 

大企業・有名企業の経営者たちは最も有力な既得権益者である。

僕たちはこれらの輩に踊らされないように心しなければならない。 

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