希望の舎―キボウノイエ―

漂泊を続ける民が綴るブログ。ちょっとナナメからの視点で語ります。これからの働き方・中世史・昭和前期の軍の組織論・労働問題・貧困問題・教育問題などに興味があるので、それらの話題が中心になります。

ニセ「改革者」に注意せよ、という件

この近年、「改革」を唱える政治家や経営者が多く出てきて、一部の人たちは熱狂的に支持されている。改革は耳障りのよい言葉である。堕落した政治家や官僚、経営者に辟易している一般の人たちからすると、改革を旗印に登場した人に期待を寄せるのは無理からぬ話である。

 

庶民が求める改革とは、甘い汁を吸い続けている既得権層に楔を打ち込み、庶民の生活を向上させるような手立てを講じることである。経済的格差を是正し、真の機会の平等が担保された社会にすることだと僕は思っている。また、「庶民目線」をもって改革をなすことも重要である。

 

ここ最近でも「改革」をお題目のように唱える者は多いが、一向に改革らしきものは進展していない。

気がかりなのは、政治の分野では改革といえば、新自由主義・新市場主義的価値観に基づくものが大半だということだ。「官から民へ」「努力した者が報われる社会」「自由競争が社会に活力を与える」など、一見アンシャン・レジュームを打破するような錯覚を与えている。

当然ながら改革の内容やその結果が大切なのであり、上述の改革は庶民に利益をもたらすものではない。改革という言葉に隠れた真の意図に注意すべきである。新自由主義的な「改革」は、持てる者、経済的強者に一方的に利益を供するものであり、弱者を切り捨てる性質を有するものであるということを忘れてはならない。

 

今の首相や主要閣僚の多くが二世・三世の世襲議員である。彼らは生まれ付いての特権階級である。自分たちが享受している特権を守ることにしか興味が無いのだ。自分たちがいかに恵まれた環境に生まれ育ったかに思いを至らせず、すべてが己の実力だと勘違いしているバカばかりである。他人の痛みや苦悩を理解できない者ばかりである。だから、平気で弱者切捨ての社会保障の改悪・削減を行うことができるのだ。

集団的自衛権の拡大にしても、自衛隊の海外派兵の拡大にしても、特権階級にいる世襲政治家は自分や自分の家族は絶対に戦場に行くことはないと分かっている。また、自衛隊の海外派兵を望んでいるのは、アメリカだけではなく、国内の大企業(海外進出している)である。海外展開している大企業の経営者も特権階級である。軍事力を背景に会社の利益の拡大を図りたいだけなのである。

 

今の政治家や官僚、経営者には「善」「公益」「正義」などというものが決定的に欠けている。あるのは己の利益をいかにして拡大するかという発想しかない。

こんな連中が「改革」を唱えるなど片腹痛い。

似非改革者・ニセ改革者に他ならない。

 

生活保護バッシングを率先して行っている政治屋は改革者気取りでメディアに頻繁に出ている。

ブラック企業の経営者も改革者と持ち上げられて、改革者気取りで発言をしている。

 

僕たちはこの世にのさばっている、ニセ改革者の言葉に騙されてはならない。