希望の舎―再生編ー

ライフサポーター&開運アドバイザーが書き綴るブログです。「あなたの心に灯をともす」ため、先人が伝承し語り継いできた叡智を伝えます。テーマは歴史/教育/宇宙論/仕事/居場所/心と体の癒し/健康法/開運法/運気アップ/民俗学/文化人類学/食養生法/少食/自然医学/甲田療法/中村天風/斎藤一人/エドガー・ケーシー/生きづらさ

雇用問題について考えてみる

滅私奉公を死語にせよ、という件〈再掲〉

滅私奉公を美徳とするのは歴史物の小説やドラマの中にだけして欲しい。 組織に忠誠を誓うということは、その組織に埋没し寄生していることを意味する。 初出 2014/12/4 この国では自分が属する組織に忠誠を誓い、自分を殺して組織のために働くことが美徳とさ…

会社を辞めても何とかなる件

サラリーマンは気楽な稼業だと、昔に植木等が主演した映画では描かれていた。昔は昔で勤め人の苦労はあったと思うが、今ほど被雇用者が多くない時代にはサラリーマンは憧れだったのかもしれない。宮使い、月給取りとも言われ、サラリーマンは「安定」してい…

我が身を守るために労働法の知識は必要だという件

僕の大学時代の専攻は社会学である。法律とは全く縁のない勉強を二十数年間続けてきたことになる。 僕が本格的に法律を学び始めたのは公務員試験を受けることに決めた大学3年生の終わり頃である。試験科目である憲法・民法・行政法を主に勉強した。これはあ…

自分の仕事ぶりを誰かが見ていてくれる、というのは滅多にない件

仕事に真面目に取り組んでいて、実績を上げていても評価されないことは多い。人事評価システムが不備な場合もあるし、ただ単に上司の目が節穴という場合もある。 こういったときに「きっと誰かが見ていてくれて評価してくれる」という類の慰めの言葉をかけら…

僕が残業を忌み嫌う理由について書いてみる件〈改題・再掲〉

僕が正社員で働いていた頃も残業をして当然という風潮があった。 残業を拒否すると「ダメ社員・職員」という烙印を押された。 こんな不条理に抵抗するために、僕は様々な手段を講じ続け、現在に至っている。 初出 2014/11/22 僕は今も昔も残業が大嫌いである…

過度なノルマは百害あって一利なしという件

日本郵便の従業員がとてつもない額のノルマを課せられ、「自爆営業」を強いられているという問題が明るみに出た。このケースが悪質なのは立場の弱い非正規社員にもノルマを課していたことだ。売上至上主義・利益至上主義という民間企業のよくない部分が肥大…

意識が高いビジネスマンも所詮は「労働者」であるという件

僕はこのブログで、「意識高い系」の人々や「自己啓発教」信者の人々に対して否定的なことを述べてきた。意識低い系の僕の僻みや妬みがないとはいえない。ダメ人間の自分を正当化している面もある。 先にこのエントリーの結論を言っておこう。 社内でエリー…

リストラされた人たちは能力が低かったとは限らない件

「リストラ」という言葉が市民権を得たのはどの位前のことだったのだろう。リストラは、一過性の流行ではなく、今やすっかり社会に定着してしまい、特別なことではなくなってきている。 元々は事業の再構築という意味を持つリストラクチャリングが、いつの間…

現代の「身分制度」をなくせという件〈再掲〉

全被雇用者中に占める非正規雇用の割合が増え続けている。 このことは経済状況や社会構造等を鑑みると仕方がない面もある。 ただし、非正規雇用の労働者の劣悪な待遇を改善しなければならない。 ただ非正規雇用というだけで正社員との身分差を是認している現…

長時間労働が常態となっていることは異常だという件

正社員の長時間労働・サービス残業が一向に改善される兆しが見えない。 かなり前から問題提起をされ続けているのだけれど、抜本的な解決策を講じようとする動きは鈍い。 問題だ、と口にはするが、この状況を受け入れて良しとしているのだろうか。 経営者側に…

給料はどのようにして、何を基準に決まるかという件

サラリーマンにとって最大の関心事はやはり自分がもらう給料の額であろう。社員各々の給料の額は会社が決めるものであるが、一体どのくらいの割合の人が自分の給料の額に満足しているのだろうか。以前に社労士の勉強会で、給料は「不満足要因」である、とい…

そもそも「グローバル人材」って何、という件

昨今の企業経営においては、市場を日本国内だけに求めていてはジリ貧となり、海外市場に積極的に進出する必要性が高まっているといわれている。中小企業においても、大企業と同様に世界で勝負しなければならない。また介護や飲食店といった国内で完結すると…

ブラック企業が問題視されるのはこの社会が成熟したからという件

僕が正社員として働いていたとき、最も嫌だったのは残業することが当たり前という考え方が支配的だったことだ。自分の仕事が終わらない時は仕方ないと思っていたが、付き合い残業をさせられることがたまらなく嫌だった。 ただ、当時は今ほどの長時間労働が常…

「サービス残業」は異常なことだと認識しなければならない件

よくよく考えてみると「サービス残業」という言葉は変な言葉だ。こんな言葉がまかり通る日本の社会は異常といえる。あと「名ばかり管理職」も同様に。 本来、企業に勤めて給料を貰うという行為は、労働「契約」に基づくものに他ならない。サラリーマンは労働…

べーシックインカムについて考えてみる件〈再掲〉

生活保護は何かと使い辛い制度である。 かと言って貧困問題を放置することは許されない。 貧困問題を解決する方法のひとつとしてベーシック・インカムを考えてもよいと思う。 初出 2014/9/13 ベーシック・インカムとは、すべての人に無条件で個人単位で生活…

日本的な給料の決め方は良いのか悪いのかという件

給料の決め方には色々な分類法があるが、よく用いられるものとして「属人給」と「仕事給」と二分する方法がある。 属人給とは人に値段をつける方法である。就いている職種に関係なくその人の職務遂行能力の到達度で決める方法である。年功給や職能給がこれに…

有給休暇は取らなきゃ損、という件〈改題・再掲〉

有給休暇は要件を満たせば発生する強い権利である。 恩恵的なものではない。 この点を誤解している人が多い。 会社は有給休暇の所得を拒むことはできないのだ。 初出 2014/9/4 たまには元社労士らしいテーマで書いてみようと思う。 そこで今回は年次有給休暇…

組織に順応しすぎると副作用もある件

僕たちは学校にしても会社にしてもあるいは広くとらえて社会にしてもその組織に順応することを強く求められる。組織に順応してこそまともな人間だと認知される。 組織に順応できない人はその人の資質や性格に問題があるとされ、組織から排除される。 確かに…

残業ゼロの社員が有能だという件

定時に出社し定時に帰宅するのは至極当たり前の話である。 しかしこの国ではこの当たり前がそうはなっていない。 長時間労働はデメリットばかりである。 この国の労働者の多くは会社の奴隷になりたいのだろうか。 初出 2014/8/3 この国の会社では毎日定時に…

中小零細企業には人事制度・給与制度が無い件

僕が社会保険労務士をしていたときに力を入れていた業務は労働条件の整備・就業規則の作成そして人事制度や給与制度の構築である。 前者の仕事は結構依頼があった。労働条件、例えば有給休暇や労働時間、週休2日制の導入など問題を抱えた会社が多かったから…

仕事を選ぶことはいけないことなのかという件〈再掲〉

よく「仕事を選ぶな」「働けるだけでもありがたいと思え」という言説がなされる。 これは非合理で無責任な物言いである。 少しでも良い労働条件の職場を求める行為は至極真っ当なものである。 初出2014/7/17 就活がうまくいかない学生に対して、仕事を選んで…

会社はフリーターに支払う給料をケチるなという件〈再掲〉

非正規雇用のフリーターの賃金単価は正社員に比べて低額である。 このことが当然という考え方はおかしい。 同じような仕事をしていて非正規か正社員という理由をもって格差がつくのは非合理である。 初出 2014/7/15 僕はこのブログで度々非正規雇用のパート…

「誰にでもできる仕事」だから賃金が安いのは当たり前という考え方は正しいのかという件

僕は幾度もこのブログで非正規雇用の人たちの処遇を良くしろ、正社員のレベルに近づけるべきだと主張してきた。同じような仕事内容なのに非正規雇用というだけで劣悪な待遇に甘んじることを強いるのは不合理だと述べてきた。 この僕の主張に対して、非正規雇…

ブラック企業を国家権力の介入によって規制することには違和感がある件

ブラック企業問題に関する言説で国は積極的に関与して問題企業を規制せよというものがある。 既存の労働基準法やその他の労働法に加えて「ブラック企業規制法」的な法律が必要だという論もある。 これらの言説は一見正しいようにみえる。働く人たちを酷使し…

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