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希望の舎―キボウノイエ―

漂泊を続ける民が綴るブログ。ちょっとナナメからの視点で語ります。これからの働き方・中世史・昭和前期の軍の組織論・労働問題・貧困問題・教育問題などに興味があるので、それらの話題が中心になります。

自立とは誰かに「助けて」と言えることであるという件

僕たちは常に他者から世間から「自立」することを強いられる。 一般的には生活費を自分で稼ぎ、誰からも援助を受けずに自力のみで生活を成り立たせている状況にあることを自立とみなされる。 世間では自立できていないと目される人たちを「ごくつぶし」だの…

真っ当な生き方をしなくても、楽しく生きていけるという件

世間で言うところの「真っ当な生き方」をしていれば大過なく人生を送ることができる。 世間との軋轢も避けることが出来るし、社会的信用もそこそこついてくる。 ある組織に帰属して「安定」した地位と待遇を受けていれば安泰だとかつては考えられていた。こ…

僕はひきこもり体質である件〈再掲〉

僕は出不精であり面倒くさがりである。 だから意識しないとひきこもり的な生活になってしまう。 僕の場合の「ひきこもり」は病的なものではなく体質的なものである。 初出 2016/9/29 僕は短期間ではあるが何度かひきこもり生活を送ったことがある。その原因…

他者の自由を奪うことは快楽につながるという件

僕は自由に生きること、自由であり続けることを大切にしている。完全なる自由など幻想にすぎないと分かってはいるけれども、限定はされていても自由であり続けたいのである。 人は人が大切にしているものを奪うことに快感を覚える、という側面がある。倫理的…

「家族団らん」が当たり前だと思っていた件

僕は高校を卒業するまで両親と暮らしていた。 数年前に父の死をきっかけとして実家に戻るまで20年以上ひとり暮らしを続けていたことになる。 両親とともに暮らしていた頃の記憶はかなり薄れてきているのだけれども、家族団らんの雰囲気は未だに覚えている。 …

会社になんか行きたくない、そう思っているあなたはまともだよ、という件

以前のエントリーでもふれたが、会社に行きたくないと思うことは誰にでもあることだ。 職場の人間関係が良好でない、上司がバカである、仕事自体がつまらない等々理由は様々である。 僕は常に会社に行きたくない病に罹っている。仕事がつまらなくなくても、…

「先のことは分からない」という事実を僕たちは看過しているのではないかという件

未来に起こることなんて誰にも分からない。 マクロな視点からの未来予測が困難であること、ミクロな視点からの自分がどうなっているかなんて分からないこと、いずれも同じことである。 「先のことなんて分からないよ」といった類の言葉を発すると大抵の人は…

人は欲望を完全に捨て去ることはできないという件

資本主義体制は人の欲望を肯定しその欲望を充足させるために拡大再生産を続ける、という前提の下で成り立っている。 すべての人が(あるいは大多数の人が)商品やサービスを求めなくなると資本主義社会は瓦解する。 今の体制は人の本性に根差したものだとい…

ゆるく生きて、ゆるく働いて、これのどこがいけないのかという件

一旦会社や組織に属すると、自分の私生活を差し置いても会社に尽くすという働き方が「善」とされてきた。今もこの考え方は随所に生きている。 仕事を最優先する生き方が真っ当であり、普通であるとの考え方も未だにこの社会に根付いている。 僕もかつては仕…

この社会では「自己肯定感」が徐々に奪われていくという件〈再掲〉

自分はこの世に存在していてもいい、生きるに値する人間だという自己肯定感を持ち続けることはとても大切なことである。 しかし、僕たちは様々な「選別」にさらされ、自己肯定感が削られていく。人としての存在が否定されるほど悲しく残酷なことはない。 初…

「楽しさ」を感じられない労働は「苦役」であるという件

一般的にこの国の人たちは勤勉だとみられている。また勤勉が美徳だという価値観・労働観が浸透している。 多くの会社や経営者は「働く喜び」「働けることへの感謝」などを繰り返し説いて労働者を酷使している。 欧米では労働は苦役である、とされていたとい…

仕事だけの人生なんて本当にクソつまらないという件

人は生活を成り立たせるためには何らかの形で働かなければならない、というのは自明のことである。 自分の(あるいは家族の)食い扶持の分だけ稼げばあとは何をやっても自由だというわけである。 ところがそんな「ゆるい」働き方や生き方が世間一般で認めら…

無理してまでも「頑張る」ことなんてない件〈再掲〉

僕たちは幼いころから頑張ることを強要される。 頑張ることが絶対的に善だという考え方は悪しき精神主義につながる。 また、同時に思考停止状態にも至ることがある。 初出 2016/7/26 僕たちは程度の差こそあれ頑張って生きている。 一見怠惰に過ごしているよ…

僕の「ひきこもり」体験を語ってみる件

僕はそれぞれ短期間であるが2度ひきこもりに類した経験をしている。 小学校5年生のときに不登校になった際が1度目、40代半ばのとき社労士事務所を畳んで再就職後にうつをちょっとこじらせたときが2度目である。 前者の不登校時の記憶がもう殆ど残っていない…

嫌なことや辛いことから逃げることは悪いことではないという件

人は誰しも嫌なことをしなくても済めばそれに越したことはない。 嫌なことをやり続けると精神衛生上良くないし、そのことによって心身を壊してしまうこともある。 この国では古来から嫌なことをやり続けることが美徳であるという風潮がある。何事も我慢が肝…

苦労することを賛美するのはとても無責任だという件

僕は苦労なんてしたくない。 できれば楽をして生きていきたい。 効率的に稼いで自由時間をたっぷりと確保してその自由を満喫し面白く楽しく生きていきたい。 「苦労は買ってでもしろ」と先人は言ったらしい。この言葉を金科玉条としている人が結構いる。成功…

「寄らば大樹の陰」というメンタリティには陥りたくないという件

「寄らば大樹の陰」。 僕が最も嫌いな故事成語である。 「強いものには巻かれろ」と同じくらいに。 確かにこの世知辛い世の中を泳ぎ渡るのに必要な処世術だとは思う。権力に抵抗しても碌なことにはならない。強い者に媚び諂って生きた方が結果として「実」を…

「素」をさらけ出すのは良いことではないという件

僕は「素」の自分をさらけ出すことに強い抵抗がある。 「素」をさらけ出すという行為ははしたないもので自己満足に過ぎないのではないか、と思っている。 それぞれの場面に応じたフィットする仮面をかぶっていればよいと考えている。 僕は「素」の自分にはと…

ビンボー人は「敗者」ではないという件〈再掲〉

ビジネスに成功して経済的に豊かになった人が勝者だとされることにどうも合点がいかない。たとえそれが資本主義体制を支えるイデオロギーによるものだとしても。 そもそも何事にも勝ち負けをはっきりさせること自体が間違っている。 初出 2016/6/28 カネ万能…

自分の弱さや不完全さを認められれば、誰に対しても寛容になれる件

完全で完璧な人間などこの世界のどこを探しても一人として存在しない。 当たり前の話である。 人は自らが不完全であることを知っているからこそ、「神」という概念を生み出したのだ。 人は自らが弱い生き物であることを知っているからこそ、互いに助け合い支…

自立とひとり暮らしをすすめるのは誰かの陰謀かもしれないという件

僕は高校を卒業して大学に入学してから40代半ばまでひとり暮らしをしていた。大学生のときはいわゆる学生専門の下宿屋で住んでいて、そこでは共同生活の要素もあったので完全な一人暮らしを始めたのは社会人になってからである。 なぜひとり暮らしを選んだか…

僕は変人が好きなのかもしれないという件

僕は他者から変人扱いされている人が好きだ。 確かに扱いづらいし付き合いにくい。ドギマギするような言動をするし、いわゆる真っ当な人とは異なる価値観を持っていてこちらがやきもきすることが多い。 でも、変人と付き合っていると面白いし勉強になるし刺…

負けることは悪いことではないし、落ち込むことなんてないという件

僕たちは生きていくうちに何らかの競争にさらされることになる。学生時代は成績を上げることを強いられ、社会に出ると仕事の成果を問われる。 競争をするということは勝者と敗者を生むことである。 勝者となればまた次の段階での競争に参加し、そこで勝つと…

「怠ける権利」なんて本当にあるのか、あってもいいという件

ここんところずっと憲法の改正論議が続いている。 僕は改憲派である。 僕の主張は「怠ける権利」を認め明文化せよ、であり、勤労の義務なんかなくしてしまえというものである。 何人も怠ける権利を有し、それは人たるものの固有の不可侵の権利である、といっ…

「上には上がいる」ということに早く気付いた方が良いという件

僕は特殊な才能もないし人より特段優れたものを持っていないごく平凡な人間である。 いや、平凡以下かもしれない。 フルタイムどころかパートタイムで働くことにも難儀しているようなダメ人間である。世の中の多くの人がこなしていることを満足にできないよ…

現実を見ることは辛いけれども現実から目を背けてはいけない件〈再掲〉

僕たちはあらゆることで「現実」の前に呆然と立ち尽くす。 厳しい現実を受け入れなければならないことは誰でもわかっている。 しかし、現実をそのままにしておいてはダメだ、という思いを忘れないでいたい。 初出 2016/5/26 現実を直視することはなかなかに…

「したくないこと」をやらない生き方をしたいという件

僕たちは嫌なことややりたくないことをしなければならないときがある。 大抵は「人生はそんなもんだ」とか「世の中は甘くない」とか嘯いてやりたくないことを当たり前のような顔をしてやり通す。 究極の楽しくて面白い人生とはやりたくもないことなぞ目もく…

僕はヒマ人だけれども退屈ではないという件

僕がヒマ人的生き方をするようになってから随分と経つ。 自分がヒマ人だなんて全く自慢できることではないのだけれども、あくせく働いていた頃よりもずっとストレスが減ったのは何より嬉しい。 同じビンボーなら「貧乏暇なし」よりも「ビンボーヒマだらけ」…

ダメ人間だからこそ楽しく生きていける件〈再掲〉

僕は世間で言うところの真っ当な生き方ができない。だから「ダメ人間」だと自称している。 ダメ人間でも矜持があり、プライドがある。それらを失わないためにも自堕落な生き方にならないよう気を付けている。 初出 2016/4/28 このブログで何度も書いているよ…

人生なんて「ケ・セラ・セラ」でいいんじゃないか、という件

僕は40代のはじめころまで人生を真剣に考えていた。 自分がなすべきことを明確にし、少しでも高みに到達したいと望んでいた。 同時に世間体を気にしていて、人から良く見られたい、役に立つ人間と思われたい、できる人間だと思われたい、と常に構えていた。 …

リスクを避けることばかりに気を取られるとドツボに嵌るかもしれない件〈再掲〉

できることならリスクのない生活を送りたい、と僕たちは思っている。 そのために色々と手を打ちながら日々を過ごしている。 しかし、リスクを避ける生き方はなんとなく面白くない、と感じるのは僕だけであろうか。 初出 2016/4/21 今でも世の多くの親たちは…

僕は奴隷根性を自分の中から追い払うために日々闘っているという件

僕は常に自由でありたいと思っている。 完全なる自由など幻想に過ぎないことは重々承知している。 何物にも隷属せず、自分の頭で考え行動し、己の生き方を指図されない、という程度の自由を僕は求めている。 その僕なりの自由を得るためには「奴隷根性」を無…

借金をすることは悪でも罪でもないという件

世間では借金をするという行為自体を忌み嫌う風潮がある。 例えば有名人が借金をしていて、しかも返済が滞っていることがバレればものすごいバッシングを受ける。ワイドショー番組では頭の悪そうなレポーターに根掘り葉掘り詮索されたりする。その有名人が自…

「未熟者」だからこそ何かを成し遂げることができるという件

僕が社会保険労務士事務所を開業したのは31歳のときだった。 独立することを反対する人たちが沢山いた。 「収入が安定しないしリスクが大きい」という理由と「まだ若すぎる」という理由が主なものだった。特に後者の若すぎるという理由がどうにも僕には解せ…

忙しさを自慢する奴は大したことない人間だという件

僕が公務員をしているとき、社会保険労務士事務所を営んでいるときに僕の周囲には「忙しい~」と年がら年中言っている人たちがいた。 公務員時代に出会った忙しい自慢をしている人たちは勝手にしなくてもいいような仕事を次から次へと作り、100時間を超える…

「安定」よりも「安心」が大切である件〈再掲〉

僕は安定を志向することを否定はしない。 しかし、安定なんて幻想に過ぎないんじゃないかと常に思っている。 安定ばかりを追い求めていると、大切な何かを失うのではないか。 初出 2016/4/5 大抵の人たちは安定した生活を望んでいる。 また、大抵の人たちは…

僕はひきこもり体質である件

僕は短期間ではあるが何度かひきこもり生活を送ったことがある。その原因は不登校であったり、働くことに疲れてうつになったことである。 運が良いことに僕のひきこもりはこじらせることなく済んでいる。ある一定の期間をひきこもっていると「このままではい…

たとえ「偽善」であっても善い行いをすることは何もしないよりもずっとましである件

ある人が善行をした際に必ずと言っていいほどそれは偽善だ、なんてことを言いだす輩がいる。 大金持ちが多額の寄付をしたり、弱者救済の基金なんかを立ち上げたりすると「売名行為だ」とか「善人ぶりやがって」などといった批判を訳知り顔でなす残念な人たち…

凡人は野垂れ死ぬしかない、という暴論は絶対に許せない件

先日ある(自称)識者が出演している動画を見ていた。「働き方」や労働問題に関するテーマだった。 僕はこの識者のツイッターをフォローしていてブログも更新するたびに読んでいた。件の動画を見るまでは僕はこの識者に好意的であった。 しかし、動画の最後…

いくら努力してもその努力はほとんど報われない件

この国ではやたらと努力を尊ぶ風潮がある。 何かあると「努力しろ」だの「努力不足」だのといって責め立てる。 「努力教」という宗教に芯まで浸かっているかのようだ。 何かを成し遂げるためには成功にまで至るプロセスが大事である。やるべきことを考え、そ…

自分に対して甘くなったらちょっとだけ寛容になれるという件

自分に厳しい人たちを見るとすごいなぁ、大変だなぁ、とつくづく思う。 有名なアスリートやアーティストはおしなべて厳しい自己管理をしているし、自分に対して厳しい。 世に出回っている自己啓発ものには自己管理の徹底や自分を律することが肝要だと説くも…

人との「違い」や「差異」にこだわりすぎるのはどうかと思う件

当たり前の話だが人それぞれに個性があり違いがある。 この社会では以前からずっと「個」の時代が来たと言われている。 また、多様化・多元化した社会にならないといけないとも言われている。 他者との差別化や差異化等の掛け声は聞こえはいいが色々と問題を…

ダメ社員=ダメ人間ではない件〈再掲〉

サラリーマンにとってダメ社員のレッテルを貼られることはとてもつらいことである。人としての価値を貶められるように感じることもある。 しかし、ある会社・組織での評価なんて所詮はローカルなものに過ぎないのだ。会社ごときに人としての価値なんか決める…

「落ちこぼれる」ことを何とも思わなければ楽に生きていける件

僕たちは学校でも会社でも競争を強いられてきた。 落ちこぼれたら後はないぞ、と強迫され続けてきた。 レールから外れて落ちこぼれても何てことはない、と開き直れた者が実は一番強いのである。 初出 2016/3/15 僕たちは「落ちこぼれ」になることを極度に嫌…

世の中や人生をナメた生き方は楽しくて面白い件

僕にとって最も大切なものは「自由」である。 完全なる自由など幻想にすぎず、そんなものは存在しないとは分かっている。 自由には責任が伴う。 人は世間のしがらみからは逃れられない。 自由を殊更に強調し、自由な生き方を追求するのは無責任である。 ちょ…

生活困窮者に「仕事を選ばずに働け」「早く自立しろ」と強いるのは暴力であるという件

僕は自立のための就労支援は必要であり、その理念は正しいと思っている。働ける人は働いた方がよい。 問題はそのやり方である。 生活保護の打ち切りを重視するあまりに劣悪な労働条件や意に反した仕事でも無理に働かせることはあってはならない。 そもそも生…

困っている人を見かけたらちょっと手助けするをすることが当たり前になればいいという件〈再掲〉

僕たちは困っている人を見れば無下にすることはできない。大抵の人は自分ができる手助けをするだろう。この助け合いの精神がなくならない限り、この世に絶望することはない。 初出 2016/3/1 人は太古の昔から助け合って生きてきた。 狩猟をメインとしたとき…

僕は「不届き者」であり続けたい件

僕は今のこの世の中の様々な物事に怒りを感じたり違和感を覚えることが多い。だからこのブログを書き続けている。 僕が常に心がけているのは安易に多数派に与しないことである。常識や良識を妄信しないことである。この姿勢をとり続けていくと、必然的に「反…

「みんな」と同じような生き方なんてしなくてもよい件〈再掲〉

僕は事あるごとに「みんな」を持ち出してくる人たちが嫌いだ。 この同調圧力を正当化する「みんな」という言葉が死語になる日が来ることを切に願っている。 初出 2016/2/25 20代の後半から30代の頃、やたらと結婚を勧められた経験がある。ありがたいことに見…

「即戦力」幻想に惑わされてはならないという件

昨今は新卒者の採用においても「即戦力」を求める傾向にある。この場合の即戦力は会社の教育・研修を最小限に止めて、短期間で現場の戦力にするという意である。 大学や高校でも会社側のこの利己的な要望に応えようとあれこれ対策を講じている。 グローバル…